桜の風(地域移行コーディネーター)スタッフ紹介

スタッフ紹介

01桜の風(地域移行コーディネーター)

地域移行コーディネーター

入所施設からその人らしい
地域での暮らしをめざして

地域移行コーディネーター伊藤真美

所  属
桜の風
入職年度
平成25年
終の棲家としての入所施設ではなく、地域に戻る準備の場として
終の棲家としての入所施設ではなく、地域に戻る準備の場として

 入所施設で暮らす利用者の皆様は、様々な理由で入所されます。緊急性のある場合や、ご家族の高齢化や疾病などによるご家庭での生活の困難さ、大きな混乱や不調からくる行動障害など様々です。
 しかし、共通して言えるのはご本人が自ら望んで入所してきているわけではないということです。
 ご本人が望まない入所施設での暮らしをずっと続けるのではなく、ご本人の望む暮らしをともに考え、様々な経験を広げ、力が発揮できるような支援を組み立てることで地域に戻るサポートをしていく 「地域生活支援型入所施設」というこれからの入所施設のひとつの在り方(社会資源としての機能)として「入所施設からの地域移行」に取り組んでいます。

地域で暮らす力の発見や獲得をめざして
地域で暮らす力の発見や獲得をめざして

 桜の風では「社会生活力プログラム(SFA)」を支援の柱としています。
 生活の中で感じる困り感や本人の持つ力や可能性の発見、いままで誰かに「やってもらっていた」ことを自分で「やってみる」体験や練習、一人ひとりの様子に応じて、あるいは小グループでテーマを決めて取り組んでいます。
 内容は日常の中にある様々なシーンを使って…たとえばコンビニでの買い物や歯科クリニックへの通院、美容院へ一人で行ってみるチャレンジや地域移行した人を訪ねて話を聞いてみるなど。
 「できない」のではなく「やる機会がなかった」ということに気づかされる場面も多々あります。

地域課題として取り組む
地域課題として取り組む

 入所施設からの地域移行は「本人の課題」とか「入所施設の問題」ということよりも、「地域で考える課題」なのかもしれません。
 本人が「~~できるようになったら」と、まるで卒業検定のようなものをクリアしなければ地域に移行できないと考えるのではなく、その人に合った支援を地域でどう組み立てられるかという考え方が大切だと考えます。
 川崎市では自立支援協議会の中に「入所施設からの地域移行部会」を設置し、地域の様々な支援者とともに地域移行について検討しています。
 地域移行コーディネーターとしてその部会に参画し、地域課題として地域とともに考える、誰もが暮らしやすい地域づくりのための役割を担っています。

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現場スタッフの視点から事業所の取り組みを紹介します。
日々の支援現場で大切に考えていることや目指していることなどをご紹介し、スタッフを通じて事業の中身が見えてくる紹介記事です。

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